ブレンドオイルって自分で作れるのか?

ブレンドオイルを作ろう!

香りのノートを学ぼう!

空気中に香る速度や持続する時間は、オイルによって異なります。そこを考えてオイルを選んでみましょう

 

エッセンシャルオイルは揮発性のオイルです。空気中に揮発する(香りたつ)速度は、種類によって異なります。
分子量が小さく軽いものは揮発性が高く、重いものは低くなります。この揮発速度を分類し、表したのが香りの「ノート」と呼ばれるものです。

 香りの「ノート」は「トップノート」「ミドルノート」「ベースノート」の3つに分かれます。3種のノートからそれぞれエッセンシャルオイルを選び、ブレンドすれば、トップノートの香りが立ち上がり、ミドルノートが香りを印象つけて、最後にベースノートがインパクトを与えます。香りの変化が楽しめて、香りが持続するのです。

 ちなみに、全てトップノートのエッセンシャルオイルでブレンドすると、香り立ちは強いですが、ぱっと香ってすぐに消えてしまいます。
ミドルや、ベースノートのエッセンシャルオイルを加えることで、香りが引き締まり、長持ちします。

 ⭐️トップノート

 揮発性が高く、香り立ちが早いので香りを嗅いだ瞬間、力強いインパクトを与えます。反面、香りの持続力は弱く
10〜30分ほど。
リフレッシュして気分を変えたいときに役立ちます。(柑橘系など)

 ⭐️ミドルノート

 トップノートの次に香りが立ち上がるブレンドの中心的な存在。
香りが肌に馴染んだ頃にもっとも表現したい香りが漂い出します。フローラル系とハーブ系の香りを合わせると、甘さとさわやかさが味わえます。

 ⭐️ベースノート

 揮発が遅く、他の香りが消えても残るので、配合は多すぎないようにする。

バランス良く加える。樹木、樹脂のオイル

 

ブレンドファクターで選ぶ

ブレンドファクターとはエッセンシャルオイルの香りの強さを数値化したもので、ブレンドする際の目安となります

ブレンドするエッセンシャルオイルが決まったら、配合する比率を決めます。その際、エッセンシャルオイルの香りの強さを数値で表した「ブレンドファクター(BF)」を目安にすると良いでしょう。

BF1がもっとも香りの強いものとなり、順に香りの弱いものになります。BF10がもっとも弱いものです。

使い方は簡単で、例えば、BF1のユーカリプタスと4のグレープフルーツ、10のベルガモットを選んだ場合

ユーカリプタス1滴、グレープフルーツ4滴、ベルガモット10滴を加えればバランスの良いブレンドオイルが作れます。

BF1:カモミール、カルダモン、パチョリ、ペパーミント、ミルラ、メリッサ、ユーカリプタス、レモングラス、ローズ

BF2:ローズマリー

BF:オレンジ、ゼラニウム、ティーツリー、フランキンセンス、マジョラム、レモン、

BF4:イランイラン、クラリセージ、グレープフルーツ

BF5:サイプレス

BF6:サンダルウッド、ローズウッド

BF7:ラベンダー

BF8:なし

BF9:なし

BF:ベルガモット

 

オイルの分類とブレンドの順番

一般的に同じ植物分類項目に所属するエッセンシャルオイルをブレンドすると相性が良く、似通った成分を持つオイルもよく混ざります。

また、オイルを混ぜ合わせる作業順番によって、作用が変わることもあります。

エッセンシャルオイルの分類

香りの特性や持続時間などから、エッセンシャルオイルを4つに分類しました。

①パーソニファイヤー(完成するブレンドオイル内1〜5%が適量)

長時間続く強い香りを持ち、強力なセラピー作用があります。

バーチ(白樺)、シナモン、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、ジンジャー、ヘリクリサム、オレンジ、ペパーミント、ローズ、ウインターグリーン、イランイランなど

②エンハンサー(完成するブレンドオイル内50〜80%が適量)

ブレンド内のオイルの作用を高める主要オイル。芳香は強くなく、持続力も短時間です

バジル、ベルガモット、バーチ、ユーカリプタス、フランキンセンス、ゼラニウム、グレープフルーツ、ラベンダー、レモン、レモングラス、マジョラム、ティーツリー、オレンジ、オレガノ、ローズ、ローズマリー、タイム、ウインターグリーンなど

③イクオライザー(完成するブレンドオイル内10〜15%が適量)

ブレンドするオイル間のバランスと相乗効果をはかります。芳香は強くなく、持続力も短時間です。

バジル、ベルガモット、サイプレス、フェンネル、シベリアンファー、フランキンセンス、ゼラニウム、ジンジャー、ラベンダー、レモングラス、マジョラム、ティーツリー、ミルラ、オレガノ、ローズ、サンダルウッド、タイムなど

④モディファイヤー(完成するブレンドオイル内の5〜8%が適量)

おだやかな芳香は短時間続きます。ブレンドに調和をもたらします

ベルガモット、コリアンダー、ユーカリプタス、フェンネル、グレープフルーツ、ラベンダー、レモン、ミルラ、ローズ、サンダルウッド、イランイランなど。

ブレンドの順番

①〜④の順番で行う

 

まとめ

ブレンドオイルを作ることを目指して学んでみましたが、正直かなり難しく感じました。これならブレンドオイルを購入した方が早いじゃないか!🤣

でも、現実問題、素人には目的を明確にして販売されているブレンドオイルが一番安心かな?と思います。

あくまでも、自然な高品質のエッセンシャルオイルを使うことが大前提ですけどね

あと、使い方を説明してくれたりする人が一緒にいると心強いですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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